今日の良かったこと

思いついたことを思いついたままに綴っていきます。タイトルに意味はありません。

行きつけの居酒屋さん

↑自分もそんな文章をかけるようになったらいいな。


こんばんは。


このブログを読むオトナな皆様は、行きつけの居酒屋さんをお持ちでしょうか?

私は、産前は旦那さんと行きつけの居酒屋さんが幾つかありました。

産後はどうしても足が遠のいてしまうので、すでに行きつけとは呼べなくなってますが。

おしゃれにも、行きつけのバーなんかもあります。


私がお酒を飲むようになったのは、旦那さんと付き合い始めてからなので、行きつけの居酒屋さんができたのも、自然と旦那さんと付き合い始めてからです。

もちろん、お酒は20歳をこえてから。


が、しかし。


我が家の長男(必然的に次男も)、六歳にしてすでに行きつけの居酒屋さんが・・・。


保育園の帰り道に、ずっと昔からある古くて狭い居酒屋さんがあるのは、前から知っていました。

時々、扉を開けている時があり、中でお客さんなのか、マスターなのかが、三味線やギターを弾いているのも知っていました。

マスターはそこそこのお年のおじいちゃんで、あまり愛想もなく、たまに白い小型犬を自転車のカゴに乗せて走っていました。

登園時に長男が挨拶をしても、無愛想な感じの人でした。


数ヶ月前から、保育園の帰りの時間帯に、その居酒屋さんの入り口に、例の白い小型犬が繋がれるようになりました。

動物大好きな長男は、その小型犬を可愛がろうと近づき、眺めたり、撫でたりするのが日課になりました。

そうするうちに、そこのマスターとお姉さんに顔を覚えられ、少しずつ会話をするようになりました。

保育園の帰り道は大抵急いで帰りたいので、困ったなぁ・・・、と思いつつ、その光景を眺めていました。


ある夏の暑い日、保育園のお迎え前にその居酒屋さんの前を通ると、エアコンをつけているのか、珍しく入り口が閉まっていました。

しめしめ、今日は早く帰れそうだぞ・・・、と思いながら保育園に向かいました。

帰り道、いつものように長男は先に走って行き、姿を消しました。

いつもは、居酒屋さんの前(もしくは中)でおしゃべりをしているのですが、今日は扉が閉まってるはずだから、すぐに戻ってくるだろうと思っていましたが、一向に姿をあらわしません。

小石拾いに夢中になってる次男を抱え上げ、居酒屋さんに行くと、しっかり居酒屋さんの中に入って、いつものようにおしゃべりをしてました。

勝手に扉を開けたんだな、と苦々しく思っていると、「そろそろここを通る時間だと思って、開けておいたのよ」とお姉さん。

私が、寄り道せずに帰宅することを諦めた瞬間でした。


そこから、毎日の居酒屋さん通いが始まり、常連さんとも仲良くなったりして、ワンコにビビってた次男もなでられるようになったりして、完全に行きつけの居酒屋さんになったのでした。


そして、今日に至っては、お店の中に上がり込み、無愛想で無口なはずのマスターと何かの雑誌の間違え探しを一緒にしておりました(笑)

それから、日本酒を注文して笑いを取り、お銚子に水を入れてもらってお猪口についで呑むという、居酒屋さんごっこまでやらせてもらったのでした。

マスター、大ウケ。

人懐こいのも、お調子者も、ここまでくるとあっぱれです。


マスター、御歳70歳。

その歳の差64歳。

次男と共に、とても可愛がっていただけて、嬉しい限り。

最近、やっと名前を覚えてもらいました(笑)


いろんな人と触れ合って、いろんな人に可愛がってもらって、いろんな考え方や生き方に触れられるような経験は、きっと彼らの糧になってくれると思っています。

なので、これからも、長男が飽きるか、出禁をくらうまでは、居酒屋さん通いは続くと思うのですが、なるべく口出しせずに見守って行こうと、思うのですが・・・。

せめて、もう少し早く帰る気になってくれれば(涙)

この辺、ダラダラ居座るのではなく、メリハリつけて、さっと帰ることを学ばせたいものです。

・・・って、よく終電まで居酒屋さんに粘ってた私が言ってみる・・・(笑)


いろんな人と仲良くなれるのは、長男の長所だと思うので、これからも大切にしていって欲しいと思います。

ただ、知らない人にはついて行かないでねー!

来年小学生になるので、今一番の心配事であります。


一期一会。

大切に。


それでは。


↑引用スター大歓迎。