今日の良かったこと

思いついたことを思いついたままに綴っていきます。タイトルに意味はありません。

入院や手術が決まったらやっておきたいこと

↑何するにもお金がかかる。


こんばんは、りょうです。

昨日、限度額適用認定証のことを呟いたらかなりの反応があったので、ちょっと記事にしておこうと思った次第です。

自分が病気や怪我をして入院・手術ってなった時に、やっぱり心配になってしまうのが治療費。
私も切迫早産で入院した時には、「この点滴、一本いくらなんだろう・・・」なんて悲壮なつぶやきをしているママ友の姿を見たりしました。
気になるよねぇ、治療費。
特に、ガンなどの大きな病気をした時には。

基本的には、公的医療保険の適用になる治療を受けている場合には、高額療養費制度というのがあって、ひと月にかかる治療費の上限が決まっています。
上限は所得によって違うのですが、平成29年現在では、ざっくりと8〜9万円くらいで収まる方が多いと思われます。
(詳しくは高額療養費制度が平成27年1月から変わります | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会を参照してみてください)
病院の窓口で三割負担の金額を支払ったあと、申請をすれば払い過ぎた治療費が還付されます。
例えば、治療費が100万円だったとしたら、三割負担の30万円窓口で支払い、差額の約21万円を申請して還付してもらう、という流れですね。

しかし、いくら後から返ってくるとはいえ、一時的に何十万円もの現金を準備するのは大変です。
そこで、事前に限度額適用認定証というのを加入している健康保険組合から発行してもらい、それを病院に提示することで、窓口で支払う額が、高額療養費制度が適用された金額で済むようになるのです。
なので、入院や手術が決まり、治療費が高額になることが予想されるときには、事前に限度額適用認定証をゲットしておきましょう。
申請方法は、加入している健康保険組合に問い合わせてみてください。
国民健康保険ならお住まいの役所。
会社の健康保険組合なら、健保担当の事務員さんなどになるかと思います。
私の場合は会社の事務員さんに、母には役所に申請に行ってもらいました。
直接出向けない場合は、郵送対応などもできるケースがあるようなので、すでに入院してる場合でも、一度問い合わせてみてください。

それから、ついでに個人で加入している医療保険の給付金の請求についても。
共済や医療保険に加入してる場合、入院や手術をした時には給付金がもらえます。
入院や手術が決まったら、共済のコールセンターや保険会社の担当者へ連絡しましょう。
手術の場合は、病名や手術名、Kコードと呼ばれる手術のコードを聞いておくと、給付の対象になるかを調べてもらうのに役立つと思います。
保険会社に連絡をすると、医師に書いてもらう診断書と、自分で記入する請求書が送られてきますので、診断書の方は早めに医師や看護師に渡しておきましょう。
入院中に渡して、退院時に受け取れれば、後でわざわざ診断書を貰いに来る必要がなくなります(ただし、病院によっては診断書発行に時間がかかり、退院時にもらえないこともあります)
請求書は自分で書きますが、術後に書くのがしんどいケースもあるので、先にある程度記入しておけると安心ですね。
そして、退院後、請求書と診断書を保険会社に郵送して、手続き完了です。
あとは、給付金が振り込まれるのを待ちましょう。
(契約してすぐの請求の場合、告知に不正がなかったかなどを調べる調査が入る場合もあります)

もちろん、医療保険の給付金の請求は退院後でも可能ですので、すぐに給付金をもらう必要がなければ、病気や怪我が完治してからゆっくり請求することもできます。
ただ、診断書を病院に貰いに行く必要があるので、完治後だとその辺が手間になると思います。
病院によっては、診断書の発行にかなり時間がかかるケースもあります。
なお、少額の給付金の請求の場合は、医師の診断書の代わりに、診療明細書などの提出で請求が可能なケースもありますので、診療明細書は必ず保管しておきましょう。
詳しくは、保険の担当者に問い合わせてみてくださいね。

入院や手術でただでさえ不安な時に、せめてお金のことだけでも心配しないですめばいいですよね。
いざという時に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。


それでは。

↑知識として知っていても、いざという時に行動にうつせるかは別だったりするのよね。そこまで頭が回らない現実・・・。