今日の良かったこと

思いついたことを思いついたままに綴っていきます。タイトルに意味はありません。

保険選びについて書いてみた

↑うまくまとまるか不安になってきた。


こんばんは。


今日、昨日の記事にたいして、言及をいただきました。

不惑にはなれないけど、旅熱だけは強くなった!後悔しない生き方をしたい - 鈴木です。

その中に、

死への恐怖心というよりも、妻を残して死ぬ事が出来ないという恐怖心が強くなった。また、先立たれる事の恐怖心というものも覚えた。

私が亡くなった後でも妻が生活出来る基盤を作ってからで無ければ死ねないと思った。保険にも入ったが、あまり知識が無いので、もう1度真剣に考えたいと思っている。

出来れば、40代夫婦子無し(作る予定なし)で良い保険についての提案を頂きたいと思う。

妻は、扶養に入っている年収103万円以下の主婦です。そういう事で、いつかお願いしますと無責任にお願いをしてみる(^^;

という記述があったので、もそもそと書いてみたい。

と言っても、鈴木さんの記事を読み始めたのが最近で、本当は過去記事なども漁って情報収集できればいいのですが、ちょっと時間もかかるので、一般論的な感じになります。

また、今日の記事はあくまでも私の個人的な見解なので、その点、ご了承ください。

あ、一応FP3級はもってます・・・。

ちょっと勉強すれば、誰でもとれる資格ですが^^;

せっかくなので、鈴木さんだけでなく、いろんな方の参考になるように書いていければと思っています。


保険って、よくわからないと思ってませんか?

目に見えないものだし、ネットとか紙の資料とかみてみたところで、いろんな数字が並んでたりして、よくわからない。
結局、どんな時にいくらもらえるの?

っていうのが、正直なところだと思います。


なので、まずは、

どんな時に、いくら欲しいかを考えましょう。

例えば、一家の大黒柱が亡くなって、収入源が絶たれたときには、毎月いくらの生活費が必要か。

これは、今の生活費を考えれば、おおよそイメージがつくかと思います。

単純に考えれば、今の生活費から、亡くなった方の生活費を引いた分ですね。

10万?15万?20万?25万?30万?

家賃のあるなしでも違ってきますし、遺される家族の人数、もともとの生活水準によっても違ってくると思います。

また、その金額がいつまで必要か。

お子さんがいるなら末の子が独立するまでとか、お子さんなしの夫婦なら奥さんが年金をもらえる歳まで、とか。

そこから、必要な保障額を割り出します。


また、保険が必要なのは、何も亡くなった時だけではありません。

いきなり事故などで即死、というケースはごく稀で、大体の方は「病気(怪我)→入院→(介護)→死」という道をたどるので、病気や怪我で収入が絶たれたり、入院費がかさんだり、介護費用がかかったり、というケースも考える必要があります。

ただ、これに関してはいくら必要か、っていうのは算出しづらいので(どんな病気になるかも、どんな怪我をおうかもわからないため)一般的な事例と、お財布事情を加味して、折り合いのつく金額で設定するしかないのかな、と思います。

軽度な怪我や病気だったら、貯金で賄えるケースがほとんどなので、大きな怪我や病気をした時に、しっかりとした額の給付金がもらえるようにしておいた方がいいと思います。

わかりやすい例でいえば、ガン、心筋梗塞脳卒中などで一時金が出るタイプのものや、治療費がかさむ先進医療を受けた時に給付がもらえるもの、耳が聞こえなくなったり、ペースメーカーが必要になった時に給付金がもらえるものなどが考えられます。

ガン家系だからガンが心配、ドライブや運動などが好きだから怪我が心配、など心配なポイントは人れぞれだと思います。


どんな時にいくら欲しいかが漠然とでもわかってきたら、

公的保障でどんな保障が得られるか

を確認しましょう。

基本的に、世帯主の男性が亡くなった時には、年金を払っていれば、遺族年金がもらえます。
ただし、国民年金か厚生(共済)年金かでもらえる額がだいぶ違いますし、鈴木さんのようにお子さんのいない世帯だと、厚生(共済)年金なら遺族厚生(共済)年金が支払い要件を満たしていれば支払われますが、国民年金だと支払われません。
これは個々のケースで違うので、ねんきん定期便などで年金の種類や支払い月数などを確認してみてください。

また、入院費用に関しては、保険診療であれば、保険証を持っていれば3割負担で治療を受けられますし、高額療養費制度を使えば、月々の治療費もだいぶ抑えられます。
もしもの時に保険診療ではない治療(先進医療、自由診療)を受けたい場合は、その費用を賄えるような保険を探す必要があります。

介護に関しては、40歳以上であれば、公的介護保険が適用になり、介護サービスなどが1割負担で利用できます。
ただし、40歳〜65歳までは、介護になった原因が限られますので、介護状態になったからと言って必ずしも適用されるわけではありません。

働けなくなった時には、自営業などでなければ、所属してる健康保険組合から傷病手当金が支払われます。
内容は各健康保険組合によって細かい差があると思いますが、基本的には連続して4日以上休むと、今の月給のおよそ2/3の金額が最長で1年半の間支払われます。
(公務員はもっと手厚い保障があるようです)
また、障害基礎年金をもらえる要件を満たせれば、障害年金を受給できます。

また、職務中の事故などであれば、労災が適用されることもあります。


で、ここまでわかれば、あとは

欲しい金額➖公的保障で賄える金額=保険で準備しなければならない金額

ということになりますわね。
ここまでの計算は、保険屋さんに頼めば喜んでシュミレートしてくれます。
保健ショップでもいいし、職場にきてる保険屋さんでもいいので、信頼できそうな人に相談してみてください。
家族構成、年収、居住費、学費、生活費などを細かく伝えれば伝えるほど、実情にあったシュミレーションができるので、ガンガン伝えましょう。


ここまでわかれば、あとは

希望にあった保険を探す

だけです。

今は、保障期間中だったらいつ亡くなっても1000万円といった保険だけでなく、亡くなった人が生きてたら60歳になる年まで、毎月15万円が支給される、といった、亡くなるタイミングによってもらえる総額が変わる保険も売り出されてます。

医療保険を選ぶ時には、
  • 対応してる手術の数(保険証が使える手術だったらなんでもOK(一部例外アリ)っていうのが主流)
  • 1入院の日数(一度退院しても、同じ傷病で短期間のうちに再入院する場合は、1入院とカウントされる)
  • 付加できる特約
に注意。
ガン保険(ガン特約)は、
  • 上皮内ガン(超初期のガン)に対応してるか(特に一時金)
  • 入院日数に上限はあるか(無制限が主流)
  • 再発に対応してるか
  • 通院に対応してるか
  • 放射線治療の支払い要件
  • 先進医療、自由診療に対応できるか
この辺りが決めてになるかと。

介護保険については、支払い要件が会社によってマチマチなので、いろいろ見比べてみるといいかも。

働けなくなった時の保障は、就業不能特約を扱ってる会社をチェック。
こちらも、支払い要件などが会社によってマチマチ。
また、請求の方法が面倒な会社もあるようなので、その辺もポイントかも。

もう一つ大事なのが、保険料を払っていけるか
どんなに内容がいい保険でも、それで破産してしまっては意味ないですからね。
健康な時に払えるのはもちろんですが、病気などをした時にも払い続けられるかもポイント。
せっかく保険に入っても、治療費などで家計が圧迫され、保険を減額したりやめてしまって、いざ亡くなった時には何もない、ってことになったら意味がありません。
今は、ガンなどになったらその先の保険料の払い込みが必要なくなる特約(払込免除特約)があるので、ある程度高額な保険に加入するなら、入っておいた方が安心です。


終身型か更新型か

終身型は保険料が一定で、60歳や65歳で支払い終え、老後の心配をしなくていいというメリットがあります。
しかし、文字通り、終身でもっていることが前提のかたちなので、見直しがしづらいのと、若いうちは更新型より高いというデメリットがあります。

更新型は若いうちは終身型より安くて、見直しを前提としてるので、常に新しい保険に変えやすいというメリットがあります。
ただし、更新や見直しの度に金額が上がるので老後が心配、というデメリットがあります。

私個人的には、もうある程度歳を取り、健康状態も不安になってきた方には、終身型をお勧めしますが、そうでない若い方には更新型をお勧めします。
というのも、保険は常に新しい商品がでているので、なるべくなら最新の保険に加入していて欲しいからです。
医療が進歩したり、公的保障が変更になれば、それによって必要な保険も変わってきます。
若いうちは、それに柔軟に対応していける余地を残しておいた方がいいと思っています。
また、子供が小さいうちは大きい保障が必要ですが、子供が独立したらそこまで大きい保障は必要なくなったり、学費などの子供にかけるお金がなくなり金銭的にも多少のゆとりができるはずなので、保険料の調整はある程度できるはずですので。

で、長くなりましたが肝心の

鈴木さんの保険について


40代で子供のいない夫婦で、鈴木さんにもしものことがあった時に奥様が困らないように、ということでしたので、上記を参考に必要な保障金額を考えてみてください。
正直なところ、亡くなるよりも、病気や怪我で働けなくなった場合の方が、奥様にかかる負担が大きいので、年金がもらえる年齢までは、そちらに重きを置いた方がいいのではないかと考えます。
亡くなってしまった場合には、奥様がフルタイムで働く(年齢的に再就職がどうかという問題はありますが)ことができますが、もし、鈴木さんが介護状態になってしまった場合、奥様が介護をすればフルで働くのは難しいですし、ヘルパーを頼めば当然お金がかかります。鈴木さん自身の生活費や治療費もかかるので、そちらの方が怖いかと思います。
ただ、この辺は奥様の考えもあるでしょうし、ご夫婦でゆっくり考えてみてください。

あ、あと、老後の生活資金不足には、個人年金保険で積み立てておくこともできます。
銀行に預けておくよりかは、多少増えます。

また、心配なのは、鈴木さんの過去の既往症です。
保険に入るには、現在の健康状態や既往症を告知する必要があるのですが、場合によっては入れなかったり、条件がついたりする(保険料が高くなったり、支払われる給付金が削減されたりなど)可能性もあると思います。
告知の基準は会社によってマチマチですので、保険屋さんに相談してみてください。

知りたかったことが書いてなかったり、そもそも趣旨自体がずれてたりしたらすみません>_<


そんなところでしょうか。

今ある知識で、あんまり調べもせずに書いてるので、細かいところで間違っていたらすみません。
特に公的保障のあたりは、年々変化もしますし、加入してる健康保険組合や年金などによっても違ってくるのでご注意ください。

何か質問などあれば、Twitterやコメントいただければ、答えられる範囲でお答えします〜。

なお、上記は私の個人的な見解が多分に含まれます。
保険はいろんな種類があって、考え方も多種多様だし、正解もないので、いろんな人の話を聞いてみるのがいいと思います。
が、考えすぎるとどツボにハマりますけどね(笑)
個人的には、信頼できる保険屋さんを見つけて、いろいろ相談してお任せしちゃうのが一番かと思います。
保険は入る時も大事ですが、一番大事なのは保険金を請求する時なので、その時に信頼できる担当者がいるというのは、大きな心の支えになるのではないかと思っています。

今加入してる保険の内容を覚えていない人は、ぜひこの機会に一度確認してみてください。
古い保険だと使い物にならない場合もありますので(場合によってはお宝保険もありますが)、加入して5年以上たってたら、見直しを考えてみてもいいかもしれません。

この記事が、少しでも保険に興味をもつきっかけになってくれたら嬉しいです。


それでは。


↑今日の記事は、いつもより気合入れて仕上げましたよ。