ガン保険について何か知りたいことある?
— なぽれおりょん(りょう) (@ogataryo) 2015, 10月 16
↑何から話そうか?こんばんは、りょうです。
10月はピンクリボン月間。
なんとなく、今年は去年より騒がれてない印象ですが、乳がんの啓発月間なんですよね。
ピンクリボンフェスティバル公式サイト
先月末には、北斗晶さんの乳がんのニュースなどもあり、意識してる女性の方も多いのではないかと思います。
そんな中、今日はピンクリボン運動とはちょっとズレますが、ガン保険を選ぶ時のポイントをいくつかまとめたいと思います。
特に若い女性の方には、しっかり考えていただきたいです。
そもそも、なんでガン保険?
普通の医療保険じゃ足りないの?って話ですよ。
なんで、ガンだけに特化した保険があるかというと、まずはかかる人の多さ。
日本人の二人に一人はガンに罹患し、三人に一人はガンで亡くなる時代です。
もちろん、歳をとってからガンにかかる人がほとんどですが、中には若くてガンを患う人もいます。
特に、女性に多い乳がんや子宮頸がん、卵巣がんなどは、20代の患者さんの話をよく耳にします。
確率は低いとはいえ、できるなら備えておきたいところです。
それから、ガンの治療にはお金がかかるケースが多い。
それだけ多くの人がかかる病気なので、治療法もたくさん研究されているため、他の病気に比べて、先進医療や自由診療でできる治療がたくさんあります。
治る確率は上がりますが、保険証が使えないので、治療費が高くなります。
また、抗がん剤治療などが、長期に渡ることも多いです。
治療が長引けば、それだけ治療費がかかります。
また、治療が長引けば、仕事をしている人は退職を余儀なくされるケースもあり、その場合、治療が終わってからも再就職が難しいケースがあります。
ガンの病歴を理由に、就職を断られるケースもざらだとか。
治療費がかかるのに、収入は途絶える。
そんなときに、もし保険に入っていれば、多少なりとも役に立つかもしれません。
そのために、医療保険とは別にガン保険に加入したり、医療保険にガン特約(ガンのときに上乗せで給付がおりる)をつける人が多いのです。
ただ、もしまだ医療保険にも未加入の人がいたら、まずは先に医療保険から検討してくださいね。
ガン保険はあくまでもガンの時にしか給付はおりません。
「ガン以外の病気になったら諦める」「ガン以外の病気の治療費ならポケットマネーで余裕だぜ」という人以外は、まずは医療保険を。
ガン保険を選ぶときに知っておいて欲しいこと
1.上皮内ガンに対応してるか
上皮内ガンとは、初期のガンのことです。
よくあるのが、「ガンと診断されたら100万円!※ただし、上皮内ガンは除く」とか、「ガンと診断されたら100万円!※ただし、上皮内ガンは10万円」みたいなの。
上皮内ガンで見つかった場合、取ってしまえば治ることが多く、その後の治療もなく、治療費がそんなにかからないですむケースが多いので、必ずしも対応している必要はありません。
でも、対応してるかしてないかを知ってて加入するのと、知らないで加入するのでは全然違います。
いくら初期とはいえ、「ガン」と宣告されたら少なからずショックを受けます。
その上、もらえると思った保険金までもらえないとしたら・・・?
実際、ガン保険でこの手のトラブルは多いのです。
ガン保険に加入するなら、ここは必ずおさえておいてください。
2.診断給付金はどの段階で支払われるのか
「ガンと診断されたら100万円!」
※ガンと診断され、入院治療を始めた時
ガンと診断されただけで給付になるのか、入院しないと給付にならないのかがポイント。
これも、どちらがいいというわけではなく、しっかり理解した上で加入してください。
最近は、ガンと診断されても、とりあえず経過観察で済んじゃったり、通院治療で済ますケースも増えているそうです。
その場合、「入院治療」が条件だと、診断給付金はもらうことができないので、注意が必要です。
もちろん、「入院治療」が条件になっていれば、最初は通院で治療してて、後からやっぱり入院、となれば、保険をそこまで続けてれば、その時点で診断給付金は給付されます。
3.入院日数の限度
ガン保険の場合、治療が長期に渡るのが前提なところがあるので、無制限のケースがほとんだと思いますが、念のために確認を。
普通の医療保険だと、一入院が60日までだったり120日までだったり180日までだったりします。
この「一入院」というのは、一度退院してても、同一の病気での短期間での再入院は、一入院扱いになりますので、気をつけてください。
同一の病気とは、その病気が原因の合併症なども含まれます。
どうせガン保険に入るなら、ここは無制限のところを選んでおいた方が無難だと思います。
4.通院に対応しているか
今、ガン治療は通院がメインになりつつあります。
入院して手術をして、退院してから通院で抗がん剤治療、といったケースですね。
通院だとそんなにお金がかからないイメージですが、未承認の抗がん剤などを使う場合、一回で数万円かかるケースもありますので、しっかり対応している保険を選びましょう。
また、通院での給付の条件に、「入院治療後の通院での治療」と、入院してからでないと通院の給付がでないケースもあります。
前述の通り、通院だけで治療するケースも増えてますので、この辺もしっかり確認しておきましょう。
5.先進医療特約はついているか
前述した通り、ガンの治療では保険証の使えない、高額な先進医療を勧められることもあります。
ここで、迷いなく選択するために、先進医療特約はつけておきましょう。
先進医療が受けられるのは、かなりマレなケースです。
そのため、給付される金額の割に、保険料がかなり安くなっています。
しかし、マレなケースとはいえ可能性はゼロではないし、月々100円前後でつけられるところが多いので、つけておいていいんじゃないかと思います。
ただ、今の保険に先進医療がついていないからといって、慌てて見直した方がいいか、といったら、そこまででもない気はします。
該当になれば、かなりお得な特約ですね。
6.更新タイプか終身タイプか
これはガン保険に限ったことではありませんが。
更新タイプのメリットは、
- 今の保険料が安い
- 新しい保険が出た時に、切り替えができる
デメリットは、
- 更新時(見直し時)に値段があがる
- 病気をしてしまうと、見直しができない(更新はできる)
終身タイプのメリットは、
- 保険料が変わらない
- 60歳払い済みにすれば、老後の保険料の心配がない
デメリットは、
- 今の保険料が高い
- 一生涯続ける事が前提なので、新しい保険がでても見直ししづらい
ガン治療は日々進歩していて、それに合わせてガン保険も変わっていっていますので、若いうちは更新型に入っておいて、ある程度年齢が上になったら、終身型を検討する、というのが理想ではないかと思います。
と、そんなところでしょうか。
保険は正解はなく、その人がどういった時に、どんな保証が欲しいのか、というのが基準になるので、万人にマッチした保険というのは存在しません。
その人の年齢、健康状態、家族構成、経済状況、価値観によって、必要な保障は変わっていきます。
個々で、必要だと思うものをチョイスして、納得して加入するものです。
この記事が、ガン保険をチョイスする上で、すこしでもお役に立てたら嬉しいです。
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それでは。
カツ丼かケンタかで迷っている。
— なぽれおりょん(りょう) (@ogataryo) 2015, 10月 16
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